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2013.8.02
「食戟のソーマ」3巻レビュー


2013.07.28
「銀盤騎士」2巻レビュー。
更新が三か月止まっておりました。今後はもう少しコンスタントな更新を心掛けたいと思います。すみませんでした。






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2013.09.07【漫画レビュー】
「食戟のソーマ」4巻 原作:附田祐斗/作画:佐伯俊/協力:森崎友紀

数か月前、バイト先のコンビニで、仕事中に君は淫らな僕の女王 (ヤングジャンプコミックス) を発見。


漫画自体が高評価を得ていたのは知っていましたが、


流石にコンビニでこれ買うやつおらんだろ、と思いながらその時は流しました。


しかし数日後、


本棚から「君は淫らな僕の女王」消えていた。


………………………誰が買ったんだ!!


いや、確かに色んな意味で凄い漫画だけどさ、コンビニで買うか!?と内心突っ込みました。


数か月後、つまり現在。


就職し、本屋に行く暇もないほど忙しく、漫画を手近な、そう、元バイト先のコンビニで購入。


買った漫画は「食戟のソーマ」


私も人の事言えなかった。 クロサキです。


今回はソーマ4巻レビューです。




「食戟のソーマ」4巻 原作:附田祐斗/作画:佐伯俊/協力:森崎友紀

3巻が8月、4巻が間髪入れず9月発売。

その間にセンターカラー2回巻頭カラーとジャンプの表紙もあり、そういえばジャンプLIVEでにくみの短編があったり、

ジャンプヒロインのグラビアポスターを描いたり、

しかも週刊の仕事もちゃんとあるわけで。

……………tosh先生のこの夏の仕事量はヤバいと思うのですが。

これは本当にジャンプが殺しにかかっているとしか思えなげふんげふん。


表紙はにくみと丼研の部長。この巻でほとんど出てこない二人ですが、単行本表紙は登場した順に描かれているようです。5巻はタクミ、イサミかな。

中表紙のにくみがカワイイです。

若干ネタバレが入ります。

 


前回3巻は田所ちゃんの退学に待ったをかけたソーマのシーンで終わっています。


四宮は渋るものの堂島さんの仲介で何とか食戟は行われますが、


堂島さんが条件を一つ出します。


それは、田所ちゃんがメインで料理をすること、です。


そういうわけで今回は、田所ちゃんと四宮の食戟がメイン。


四宮はこの巻でメインを貼っているからか、


カバーを外すと今回は、妙にかっこいい四宮がお出迎えしています。(それを爆笑している乾さんもいますが)


何というかあれですよね。今更ですがtosh先生の凄いところは、


美少女だけではなくイケメンもオッサンもジジイも上手いってところですよね。


あれかー。エロ本でも女が美しいだけではなくそこにイケメンがいてこそ輝くというものですよね。


最近女性がつくる女性のためのAVというのが販売されているらしいですが、それに出ているのもイケメンらしいですからねー。

 

……………話を戻して。


田所ちゃんと四宮の食戟の展開は是非4巻を見ていただきたいのですが、


四宮のキャラクタ造形やどうして横暴になっていったかの経緯が、


サブキャラとは思えない程書き込まれているので、


この辺は原作の附田先生の手腕が発揮されていましたね。


貴重な卒業生たちの高校生姿があり、

ダークサイドに落ちる前の普通にきれいなイケメン時代の四宮とか、


美少女すぎる水原さん
(3巻の時紹介をぶっちぎりましたが、卒業生でイタリア料理のシェフです)の姿があったりとか。


この美少女すぎる水原さんの姿を見るだけで4巻を買う価値はあります。(キリッ


エロ反応も水原さんの「ビクン!」だけでしたし!

エロ目的なら水原さんを!

水原さんのエロ反応とあるコマを見るだけで4巻を買う価値はあります。


あとこの食戟は全編に渡って、四宮のキャラクタ造形が丁寧なだけではなく、


田所ちゃんのヒロイン力とソーマのイケメン力が発揮されています。


連載が始まった時は、ソーマがここまでイケメンになるとは本当に思わなかったなぁ。

 

後半では新キャラの登場や堂島さんから出された新しい鬼畜課題に入ります。


四宮VS田所ちゃんの食戟での料理の他、新しい課題でのえりなお嬢様、タクミ、田所ちゃんのレシピがあるので、


この巻はレシピも盛りだくさん。


一番協力の森崎さんが力入っていたレシピは、何といっても食戟での田所ちゃんの「虹のテリーヌ」 でしょう。


何せ、2ページにわたってほぼ漫画通りに再現されています。


レシピ見ての率直の感想を申し上げますと、



 

………………。



 

………………………。



 

確かに面倒臭そう!!!

よく田所ちゃん作ろうと思ったよ! それで味が及第点だったら堂島さんだって票入れるよ!!


タクミのサラダ、四宮のシュー・ファルシなどがありましたが、この田所ちゃんのレシピが一番光ってましたなー。

(ただ、一番食べてみたいと思ったのは四宮のシュー・ファルシ)


その後にえりなお嬢様のエッグベネディクト見ると、

イングリッシュマフィンは市販のでいいのかよと突っ込みたくなるというか



(イングリッシュマフィン自体はそこまで難しくありません)、



勿論そこまで時間をかけないレシピにするという意図はわかるのですが、



それほど田所ちゃんのテリーヌの作り方は本格的ですね。

 


水原さんのエロ反応が見られるのは4巻だけ!


4巻もすごいところで終わっていますが…………5巻に続く!




2013.09.01【ブログ更新・ラノベハンター】
菅野隆広「流浪刑のクロニコ」ジャンプJブックス




http://d.hatena.ne.jp/kurosakiion/20130901
ブログでラノベの感想です。コチラで書いているものと微妙に違うテイストで感想を書いています。

まぁサイトの方はネタ×ノリ で書いているので。。真面目に書くときはブログを使うことが多いかもしれません。

そんなわけで「流浪刑のクロニコ」評ですが、ベタぼめです。

遠藤達哉のイラストも素敵です。おすすめ。



2013.08.02【漫画】
「食戟のソーマ」3巻 原作:附田祐斗/作画:佐伯俊/協力:森崎友紀

【お詫び】

前回のソーマレビューで「2巻に続く!」と力強く書いたんですが、

余りにも生活に余裕がなさ過ぎて、書けませんでした。

それで本日8月2日にソーマ3巻が発売されたので、

申し訳ありませんが、3巻レビューの後書くかもしれませんが、とりあえず2巻はぶっちぎることにします。

いや、2巻もいろいろ書きたいところあったんですよ。

例えばホラ、一色先輩の全裸とか一色先輩の全裸とか一色先輩のぜn)以下略

楽しみにされていた方、本当に申し訳ありません。

とりあえず本日発売の3巻のレビューに行きます。

 




「食戟のソーマ」3巻 原作:附田祐斗/作画:佐伯俊/協力:森崎友紀

 

 


わーいわーい、表紙が田所ちゃんだー!

よく「食戟のソーマ」に関しては、「主人公が好きになれない」「チート過ぎ」という話をチラチラと聞きますが、

田所ちゃんに関しては「ぺろぺろ」しか聞きません。

なので私も「ヒロインはえりなお嬢様じゃなくて田所ちゃん派!」なのです。


(ただ、えりなお嬢様のビジュアルはヒロインとして最高だと思う。すごいラノベのヒロインっぽいけど)


それにしてもこの表紙、何で一色先輩が後ろで全裸なんだ!


(ちなみに、カバーを取ると堂島さんが全裸 です。)


* * *

合宿編スタートというところで、合宿に呼ばれた講師たちが登場します。


それは堂島銀をはじめとする、遠月の濃すぎる卒業生たち。


この合宿のルールは単純。


「合格基準に達しなかったら即退学。また、講師の権限で退学になることもあり得る」 です。


ルールについては、のっけから卒業生の四宮小次郎(フランス料理)が分かりやすく説明しています。


なんつったって四宮は合宿が始まる前のオリエンテーションで、


「お前、頭臭いから退学」 と、のっけから一人退学させますからね!


ちなみにこのオリエンテーション前に、「ゆ、ゆきひら!」と顔を赤らめたにくみちゃんが、


可愛すぎる。


2巻はえりなお嬢様のカバーを外すとビッチ臭プンプンのにくみ がいましたが、


個人的ににくみは制服着たときとか顔を赤らめたときのほうがカワイイと思う派なので……。


無理やりビッチにしなくていいよ。うん。


2巻収録は卒業生の乾日向子さん(日本料理)の1日目の課題中心に話が進んでいきます。


ここでソーマ&田所ちゃんペアに一方的に勝負を申し出てきた新キャラ・タクミ。


イタリアのトラットリアの厨房にいた少年で、中々のイケメン君 です。


なので番外編でも同世代少女からデートに誘われたりお姉様からデートに誘われたり、


オッサンから「気持ちいいこと知りたくない?」 と口説かれたりしてますが、


話を見てみると、この作品屈指のギャグキャラ です。


いいねぇ。イケメンが三枚目的になる様は、見ていて気持ちがいいよ。


そんなわけで気になるおまけレシピは乾さんの課題での、タクミの香り焼きと、ソーマのお柿揚げ。

個人的には合鴨の香り焼きがあったのは嬉しい。


しかもちゃんとうるかを入れないレシピになってる!


そうだよね、カモとか新鮮な鮎の内臓とか、普通に買えないしね!


その後の課題が終わった後も、


60分で50食作る→お嬢様と久しぶりにご対面→湯煙のなかでヤマジュン感モリモリの堂島さん と出会うという展開に。

いや、この堂島さんのヤマジュン感は一体なんなのよ!

 


* * *

※ここからは多大なネタバレを含みます。


さてさて地獄の合宿が始まった3巻。さー今回はどこで終わるかなー、と単行本をパラパラ見ましたら、



 

『食戟であんたを負かしたら、田所の退学、取り消してくんないすかね?』

 

 

……………。

 


……………………………………。

 


すごいところで終わってる!!!

 

 

この『至上のルセット』の回は本誌で読んでいた時も、


「あれ?!なんか今週有り得ないぐらい面白いぞ……?」と、


思わず眼を剥いてしまい、


さらに思わず「これは本当に15週打ち切りをくらった作者の原作なのか!?」と訝しんでしまいました。


この回からソーマは本当に面白くなりましたねぇ。


そして、この回で「ソーマがかっこいい!ようやく主人公好きになった!」 という人も多いのでは。


この回は他者の努力と工夫を権限と理不尽で踏みにじる構図が描かれており、


要するに健気な田所ちゃんと理不尽四宮との対比 が素晴らしかった。


田所ちゃんの「私のことはいいから」と震えながらソーマに笑った絵は、もう可愛すぎて凄い。

何よりも、ソーマさん何時の間にそんなイケメンになったんですか?!というぐらいの、


最後のページのビジュアルの気合いの入りっぷり。


この辺りから、イケメンモードのソーマさんをよく見かけるようになりましたよと。いやー、これはかっこよかった。

 


ソーマと四宮の食戟は行われるのか!? 田所ちゃんはどうなる!? という引きで終わっています。


………ところで次巻予告で「4巻9月発売!!」と力強く書いてあるんですが。。。


ジャンプの単行本刊行ペースって、2か月ペースじゃなかったの!?


いやいやいや、毎週毎週tosh先生のクオリティには脱帽するばかりなんですが、


それで最近センターカラーも多くて単行本収録の番外編も描いて表紙絵も描いてさらに次の巻が来月って、


ジャンプはTosh先生を殺しにかかってるで! (違う

 


そんなわけで………………4巻に続く!

 


ちなみに、3巻ではtosh先生のジャンプデビュー作 が収録。

とにかく女の子がカワイイ。必見です。


 




2013.07.28【漫画】
「銀盤騎士」2巻 小川 彌生/講談社Kissコミックス



ソーマの2巻レビューを書こう書こうと思ううちに2か月経とうとしています。

最低でも3巻発売前にソーマ2巻は書くとして、

とりあえず今回は銀盤騎士行ってみます!
* * *

健康雑誌編集者・千登勢の幼なじみは、男子フィギュアのスター選手・心! 彼は実は、千登勢の唱えるアニメの呪文で演技が安定する、ヘタレアニヲタ!! 心は千登勢を慕うも、千登勢の方は??? 千登勢とイケメン上司との仲を心が疑ったりする中、全日本選手権が開幕!!
(出版社の紹介より)

* * *

 

1巻では心君千登勢上司の沢田さんの関係を疑ったまま挑んでしまったGPファイナルで、

盛大にコケて帰ってきてしまい、

再会した千登勢と思わず喧嘩してしまい、心君が千登勢背を向けて終わっています。

さらにその様子を、心君の熱狂的なファンであるりりかに見られてしまいます。


1巻の時に「この展開はスケオタから見ると、千登勢の存在は確実に誰かに刺される」と言っていたのですが、

2巻では後ろから刺されたところからお話が始まります。

本当にぶっすり刺されてしまった。

だってですよ? 考えてくださいよ。

例えば、自分は高橋大輔の熱狂的なファンだとします。

そして、自分のクラスメイトに高橋大輔の幼馴染がいるとします。

そのクラスメイトと高橋大輔が、まさに千登勢と心の関係だとするじゃないですか。

それを知った瞬間に、そのクラスメイトを刺したくなるでしょ?


刺したくなりますよね?

そんな感じです。



2巻では千登勢が後ろから刺されて(誰に刺されたかは想像に難くないです)、


軽くない騒動になりますが、心のマネージャーの盛山さんの機転により窮地を逃れます。

この盛山さんが個性的なキャラクタで好きなんですがそれはおいておいて。


騒動がひと段落したところで全日本選手権が開幕。


ショートが終わった段階で意外な展開になり……という感じで物語がすすんでいきます。


………この全日本選手権なんですが、個人的に想うことが。


最近の採点平均がだんだん高くなってきたからか、


(参考までに2013年ワールドでは、1位パトリック・チャン267.282位デニス・テン266.483位ハビエル・フェルナンデス249.48


また、2010年ワールドの段階で高橋大輔選手がフリーでクワドフリップを飛び、回転不足判定になりながらも257.70で優勝している)


もし全日本選手権の合計点で、心のクワドルッツが回りきったままで244点ぐらいなら、


ちょっと点数が伸びなすぎじゃね?と思ってしまいましたよと。


クワドルッツの基礎点は13.6あるので、そのアドバンテージが生かせなかったのかとか。


特にナショナルは採点が甘くなりがちな傾向にあるので、その辺どうなのかなと。


あと他の選手の強みが、大牙の「2種類のクワド」や麗人の「情熱的な表現力」なのはともかく、

ぷー太の「小悪魔的愛くるしさ」という、ぼんやりした感じなのはどういうことじゃ。

ま、まぁ。ぷー太がアクセルがダブルでも3F-3Loのコンボ飛べるってことは、


こいつ将来有望だなとか


(セカンド3Loが出来る男子って、サーシャ・アブトとアルトゥール・ドミトリエフJrぐらい? 他に知っていたら誰か教えてください)


 

いろいろ考えてしまいます。

ん? 肝心のストーリーですか?

 

 

……………………もうこのままいちゃいちゃラブコメやってりゃいいよ!!


ていうか、もうこのままやっててください。ここっぺとじれったい恋愛しててください!いいぞもっとやれ!!



ということで、…………3巻に続く!





2013.04.14【漫画】
「食戟のソーマ」原作:附田祐斗/作画:佐伯俊/協力:森崎友紀


 


※若干のネタバレあり。

* * *

実家が下町の定食屋を営む中学生・幸平創真。目標である料理人の父を越える為、創真は修業の毎日を送っていた。しかし突然、父から料理学校への編入話を告げられ…!? 創造する新料理マンガ、ここに開演!!
【特別読切『食戟のソーマ』を収録】

* * *

かつて「少年疾駆」というサッカー漫画がありました。連載は2010年。

その頃、私は、「バクマン。」しか読んでいなかったのでどんな漫画かどうかは知らなかったのですが、

結果だけ言えば、この漫画は15週で打ち切られました。



……その打ち切りから3年。同作者が原作者となってジャンプに帰ってました。

タッグを組んだのは元エロ漫画家tosh。(現佐伯俊)

そしてさらに協力に下着エプロンをよく行という料理研究家・森崎友紀さん(美人な方です)を迎え、

現在ジャンプで連載しているのが「食戟のソーマ」。

 

……………。


………………………。えー、このサイトでも「最近食戟のソーマしかジャンプで読んでないよ!」とネタにしていましたが、

実際「ハイキュー!!」はコミックス待ちにしてしまったので、

毎週読んでるのはこれしかありません。

 

ここ数年の有名どころの料理漫画といえば、

よしながふみの「西洋骨董洋菓子店」「きのう何食べた?」 、

サンデーでは京都を舞台に男装少女が江戸前寿司を握る「おすもじっ! ◆司の一貫◆」、

大沢たかお主演で映画化された(盛大にスベった) 「築地魚河岸三代目」

蕎麦が主題のビックコミックス連載の「ニッポン蕎麦行脚 そばもん」、

女版「孤独のグルメ」こと「花のズボラ飯」

……………など、結構あります。

ですが、それなりに長くジャンプに触れ合ってきましたが、ジャンプのなかでも料理漫画っていうのは珍しい部類なのでは。

 「格闘職人アウディ」という読み切りがありましたが)

 

そんなわけで、「ジャンプで料理漫画って大丈夫か? 食った反応エロいし!」とか思っていましたが、

最近では3週連続センターカラーが与えられるなど、 結構な人気を保っている模様。

……………正直ここまで人気出るとは思ってなかったです。


絵が綺麗なのと登場人物がしっかりとキャラ立ちしているのと、割と王道なストーリーが人気の原因かな。

ここまで豪快で不敵な主人公は最近久しぶりに見たなという個人的な感想もあります。


創真の料理を食べた人間は結構な確率で恍惚状態になるんですが、

女性だけではなく男性も脱ぐというところに好感が持てます。

匂いを嗅いだだけで「ビクン!」と反応するとか、食べただけで膝がガクガクするとか、

見てるこっちからするとどんだけ感度良好なんだと思うのですが、

グルメ漫画の醍醐味といえば食べたときの反応も一つだと思うので、

オーバーすぎるところもありますが、これはこれでアリでしょう。

(尚、この1巻で一番エロかったのは5話のぶっかけ


1巻は創真が遠月に入学した最初の授業まで。

この1巻の料理は「なんちゃってローストポーク」「化けるふりかけごはん」「ブッフ・ブルギニョン」の3品。

あのローストポークは結構無茶ではー?と思ったりもしますが、蜂蜜付の牛肉で作るブッフ・ブルギニョンはその後みると割と普通です。


大反響を呼んだ読み切り版も収録。

こっちの創真はすこし老け顔。連載に合わせてより馴染みやすいルックスになりましたね。





ただ、個人的にこう突っ込みたい。


薙切えりなさん。

頼みますから、

料理を作る人間が、何回も何回も髪の毛をかきあげないでくださいよ。

(つーかえりなさんはジャンプのヒロインってより電撃文庫のヒロインって感じがプンプンするよ!)





そんなわけで、打ち切り漫画家×エロ出身漫画家×美人料理研究家=人気料理ほんのりエロ漫画

という華麗なる化学反応を遂げた「食戟のソーマ」






………………………………2巻に続く!

追記:あのローストポークは割と無茶な感じがしますが、ちょっと興味があるので制作してみようかと思います。仕事が落ち着き次第!


* * *

その他名前を出した料理漫画1巻。

 




2013.03.22【漫画】
「銀盤騎士 1」小川弥生/講談社

 

* * *

ヘタレ男子が王子に変身! 氷上に魔法をかけるラブ×コメディ。

小さな出版社で健康雑誌の編集をしている猪狩千登勢。幼馴染の雉子波心は男子フィギュアスケートのスター選手!

だが彼の活躍の裏には、千登勢との「ある秘密」があった。

その鍵は――魔法少女と銀の騎士!?

* * *

えーっと、銀盤で騎士と言ったら、表紙にいる心くんみたいな繊細系美少年ではなく、

スケオタだったら恐らくブライアン・ジュベールを思い起こすのではないかと。

小川先生の前作「キス&ネバークライ」ではアイスダンスが題材でしたが、この「銀盤騎士」では男子シングルがテーマです。

と言ってもスケートシーンは思ったよりも少なく、今のところは雑誌記者の千登勢とのラブコメが中心ですかね。

「銀盤騎士」というタイトルはある意味その通りかと。

フィギュアのスター選手の雉子波心選手はメンタルの弱いヘタレ選手だが、

幼馴染の魔法(コマンド)があると急にジャンプをバンバン決める銀盤騎士に!

……その幼馴染のコマンドがアニメのネタで、心君がガチオタというのがミソなのか、残念なのかは分かれ目ですかね。

少女マンガらしいニヤニヤする要素ももりも。

ネタバレはあんまりしない方向で書いているのですが、どんな感じの少女マンガ的な展開かというと、

現実のスケート選手が誰かにやっていたら(高橋大輔選手とか?)、

その女は確実に刺されているであろう展開といえばわかりやすいかもしれません。

スケートシーンがあんまりないのが結構、残念といえば残念なのですが、

最新号のKissを見てみたら全日本選手権とかやっていたので、これから増えることに期待しています。

1巻は導入として見ればよろしいのではないかと思います。


…………まぁ、この漫画の心君を見て、

現実の心君もガチオタなのかなぁ」と邪推してしまいましたよと。

(※「銀盤騎士」の雉子波心の名前は、アイスダンス選手の水谷心選手から頂いたもの。本人公認の様です)



2013.03.19【ラノベハンター】
「再生のパラダイムシフト リ・ユニオン」武葉コウ/富士見ファンタジア文庫




* * *

思考昇華(パラダイムシフト)――想像を現実のものとする奇跡の力。その力を振るい崩壊した世界で人類の敵、残留体を狩る少年、風峰橙矢は記憶喪失の少女と出逢った……。第24回ファンタジア大賞<大賞>受賞作!

* * *



「ライトノベルの歴史を変える一冊!」という、大胆なオビがついた、ファンタジア大賞24回前期大賞作品。

編集部も大胆なオビを考えるものです。

だって、「ライトノベルの以下略」ということは、

「スレイヤーズ級のものが来ちゃった」と、

宣言しているようなものじゃないですか!
(※ちなみに一時期、スレイヤーズの印税だけで富士見書房の社員全員の給料がまかなえた、という噂もあった)


まぁ、読んだ後の率直な感想は……。






…………………。






……………………。






「ライトノベルの歴史を変える一冊!」と書いてあったけど、







どこかにその要素あったかな……………?



 

 

さて、この「再生のパラダイムシフト」。

設定の類似点は、ファンタジア文庫の先行作品でもありますね。

それは、「氷結鏡界のエデン」と「鋼殻のレギオス」です。

要するに、「何かしらの事情があって、生物が生きる幅が狭くなった世界の中で、工夫して人間が生きている」

というファンタジーなんです、これは。

しかし、、作者が高校3年間をドバイで生活していたのが関係しているのか、設定でちょっと邪推してしまう面があります。

潜水都市、というのは要するに海底都市とのことでしょう。

海底都市と聞くと、は確かに設定の上では惹かれます。海の中で人が暮らしてるとか、ロマンじゃないですか。

問題はそれに至るまでの過程です。

まぁ、2011年に東日本大震災があったじゃないですか。

震災があった後の2013年発売(作者が物語を書かれたのは2011年以降でしょう)の作品で、

「未曽有の大災害によって世界が崩壊し、大陸が海に沈むんで人類が海の底で暮らしている」という設定は、

震災後の、災害の脅威を知っている日本人ならば実は作らない設定なのではなかろうか。

震災の後に「崖の上のポニョ」家族で見て微妙な空気になった時を思い出しましたよ。

で、さらにこの設定に問題があるのは、

この「潜水都市」という設定が設定だけになってしまって、ものがたり上の重みや深みを与えているわけではない、というところです。

だからこの設定自体が、とても軽く扱われているのではないか、とつい思ってしまいます。

「思考昇華」という設定は面白い、と思うんですが、

これがあっただけで災害を人類を乗り越えた……と言っても、

その後に生きる人類が結構能天気だよな、ていうのと(150年経っている、というのもあるんでしょうが)、

緊迫感らしいものが欠如しているのが問題な気がします。

この「潜水都市」という設定を生かすうえで必要な、人間が生きていくうえでの切迫感が、足りない。

設定自体が面白いんですが、魅力的に生かし切れていないのがまぁもったいないと思いました。

 

ですが、まぁ設定上のことはともかくとして。それよりも少年少女のボーイ・ミーツ・ガール的なものを重点的に置いたもの、、、

と、考えるには、主人公に魅力が足りない。

主人公が全体的にあいまいな輪郭しか持っていないので、まぁ。ねぇ。

全体的にキャラクターの印象も薄いし、インパクトもそれほど感じません。

ストーリーは悪くはありませんでしたが。


ただ、この作者は今2013年の時点で19歳ほどなので、

この年齢でまぁこれだけかければ、確かに賞を与えたくなる審査員の先生の気持ちも分からないでもないです。

だからこれがもし、「佳作」だとしたらすごく納得できるんですが、

大賞、このオビがまぁ、余計な期待値を読者に与えているのは否めないと思います。

まぁ、「緋剣のバリアント」「再生のパラダイムシフト」と2作、24回前期作品を読みましたが、

私は軍配を前者に上げることにします。

オビに騙されないで、ハードルを100段下げて読む分にはお勧めです。




2013.03.10【ラノベハンター】
「ドラゴンクライシス!1 真紅の少女」城崎火也/集英社スーパーダッシュ文庫



* * *

箱の中から美少女!? 世界が彼女を狙ってる!!
高校生・竜司とその従姉妹・英理子が闇ブローカーから救出した少女はドラゴン!? 青い瞳の少女・ローズはなぜか竜司に夢中だけど、お風呂やベッドまで一緒は、むしろ拷問かも!? 戸惑いながらもローズに惹かれていく竜司。しかし、巨大な闇組織は再びローズを狙う…!
http://dash.shueisha.co.jp/-dc/index.html#b01

* * *


久しぶりのラノベハンターは、城崎火也のスーパーダッシュ文庫での大人気シリーズ(だった、だってもう完結してるし)の1巻。

またしても今更感のある作品のレビューです。1巻発売が07年の1月なので。

ええっとまず、作者である城崎火也先生に、

発売当時から「鬼刻の続きはどうしました?」と突っ込みたかったんですが、

そんな野暮な言葉は飲み込んで読了。

一言で言えば「現代ファンタジーハーレムものラブコメメインヒロイン幼女に近い少女」

現在2013年のラノベ界でもバリバリ主流な「ハーレムものラブコメ」を、

まぁ少しだけ先駆けた感じの作品。(探せば過去の作品でももっとあると思うんですけどね)

最近は さえない主人公が女の子にモテまくる、というラノベ作品が多いみたいですが、

まぁそれって、性別を変えればネオロマや乙女系ラノベになるんだよねと自己完結。

この作品での魅力に主人公を振り回しまくる従姉妹とのやりとり、があると思うんですが、

その振り回しまくる従姉妹の英理子が主人公に惚れてると示唆している発言が唐突だったなー。

ただとりあえず、城崎先生が「ヒロインのローズを気合いを入れて書いた」ということはひっじょうによくわかります。

可愛い女の子を書くのは打ち切りになった「鬼刻」の時代から変わらずうまいですね。

ローズは「可愛くって純粋無垢で最強」といういい意味でのヒロイン像になっていますね。

1巻の定石も踏んでいますし、可愛いヒロインが見たい、ファンタジー要素のあるラブコメが好きな方には十分おすすめできる作品。

でも個人的には「鬼刻」1巻の女の子の切羽詰まった感じが好きなので、私の中の評価は辛めです(苦笑)。

 

……だから「鬼刻」の続きを書きましょうよ!(泣)





2013.02.27【音楽】

ブログ更新しました。
http://d.hatena.ne.jp/kurosakiion/20130227
<La’cryma Christi「Single+Clips」>

http://d.hatena.ne.jp/kurosakiion/20130226
<山中千尋「AFTER HOURS2」>

CDレビューを二日続けて書いてました。

La'cryma Christi「Single+Clips」と山中千尋「AFTER HOURS」です。



 




2013.02.26【フィギュア】
2012−2013シーズンのヨーロッパ選手権及び世界選手権ロシア代表選考の経緯を纏めてみた。


四大陸選手権、ヨーロッパ選手権(以下ユーロ)が終わり、カレンダーコンペのこまごまとした大会はありますが、

主要な大会はあと世界選手権を残すのみとなりました。

ロシアの方でも、ロシアカップファイナル(ロシア国内のGPシリーズのようなもの)が終了し、世界選手権1枠の代表者が決定しました。

1枠の代表はマキシム・コフトゥン選手。17歳の選手が選ばれました。

ロシアは国内選手権だけではなくユーロもワールドの選考対象の入るので、ワールドはユーロ次第で決まるとは思いました。

ですが、今季のロシアは例年よりも代表選考が揉めました。(特にユーロの選考

今更感もあると思いますが、その経緯を纏めてみようと思います。


先ずはユーロまで。

・ロシアナショナルの結果は、1位エフゲニー・プルシェンコ選手、2位セルゲイ・ヴォロノフ選手、3位コンスタンチン・メンショフ選手、4位アルトゥール・ガチンスキー選手、5位マキシム・コフトゥン選手となる。



・ナショナルの結果でユーロの代表を決める。1位2位は自動的にユーロ代表、残る3枠は会議で決めるとのこと。

・なので、1位プルシェンコ選手、2位ヴォロノフ選手までは決定

・残る1枠を会議。3位のメンショフ選手ではなく、5位のコフトゥン選手が選ばれる。

・これにより、ペアのマキシム・トランコフ選手がツイッターで発言。多くのスケーターがトランコフに同意。ネットを使って抗議運動を始める。



・さらにアレクセイ・ヤグディンさんなども連盟を批判する発言をツイッターで行う。



・この行動を見て、連盟は3枠目を保留にする。ユーロの代表が年明けまで持ち越される。



・連盟が年明けに会議。1月10日に、ユーロの残る1枠はコフトゥンだと正式決定。尚、この時点でのワールド派遣は決定されておらず、ただ一人プルシェンコ選手が「ワールドは欠場」と表明。


ここまでのポイントをざっくり上げますと、

・コフトゥン選手は17歳で、シニアプロは12年国別対抗戦でしか使ったことがない。

・連盟はコフトゥン選手をジュニアワールドではなく、シニアワールド代表候補として見ていた。

・メンショフ選手派遣派には、ミーシン、モロゾフ、クドリャーツェフなどのコーチ。特にモロゾフはこの件について、「この決定はメンショフの命を奪ったも同然だ」との意見を出している。対するコフトゥン選手派遣派には、タラソワ、ピセーエフ、ゴルシコフなどのなどのロシアスケート連盟のお偉い方。

・残る1枠は会議、と言っていたので、違反ではない

・トランコフ選手は「コフトゥン選手に責任はない」と言っている。

で。ユーロ以後はどんなもんかになっていたかというと。

・ユーロ男子SPの結果はロシア男子が団子状態になる。5位ヴォロノフ選手、6位プルシェンコ選手、7位コフトゥン選手。尚、SP後、プルシェンコ選手は怪我の悪化のため棄権。

・最終結果は、ヴォロノ選手フとコフトゥン選手が入れ替わる。とりあえず「3」枠は保持した。

・2月中旬、ロシアカップファイナル。コフトゥン選手は出場せず。ユーロで怪我したヴォロノフ選手は2位、メンショフ選手が3連覇。

・ロシアカップファイナル後、連盟が正式発表。ワールドはコフトゥン選手を派遣すると発表。ユーロ5位以内、ジュニアGPファイナル優勝の実績と、2種類のクワドが飛べ、現在伸び盛りで10位以内が狙えるという理由から。



特にユーロの残り1枠の騒動は揉めに揉めた印象を持ちます。当事者の選手ではなく、他の選手がネットを使って抗議、というのは初めてだったのではないでしょうか。

ですが、渦中にいましたコフトゥン選手はユーロでかなりいい演技を見せてくれました。ビバ!クワド!!

個人的な見解ですが、ユーロでヴォロノフ選手とコフトゥン選手が入れ替わった時点で、ヴォロノフ選手のワールド派遣の可能性が消えたのだと思います。ユーロ中に怪我をした、という話をちらちらと聞いていたので。

ただ、個人的に意外だったのは、スケート連盟がコフトゥン選手をジュニアではなくシニアワールド候補として見ていたことです。

今季はハン・ヤン選手がジュニアワールドは欠場なので、表彰台どころか優勝狙えたんじゃないかなぁと思ってしまいます。

外野からの意見を言わせていただくと、ちょっともったいないなと思う。ジュニアで複数年活動できる年ですし。

そこで、じゃあ誰が行くんだよ、というお話になりますが、ヴォロノフ選手のロシアカップファイナルの時のインタで「もう連盟は決定していると思うけど」発言や、メンショフ選手の発言を見る限りでは、選手の間では決定しているような雰囲気が漂っていたのでしょう。

まぁいずれにせよ、たった一人で、それも初出場の選手が五輪の枠取ってくるというのは並大抵のプレッシャーではないでしょう。


(ちなみにロシアスケート連盟は、1枠しか五輪枠が無かったらプルシェンコ選手を代表にすると発言している)



クロサキイオンは、2013年世界フィギュアスケート選手権、男子シングルロシア代表のマキシム・コフトゥン選手、

及びフィギュアスケート男子シングル選手を全面的に応援しています。



* * *

参考リンク

http://winter.sport-express.ru/figureskating/reviews/27670/
<議論すべきはメンショフではなくプルシェンコのこと>

http://en.rian.ru/sports/20121229/178480988/Skating_Stars_Protest_Menshov_Omission_.html
<フィギュアスケーターたちの抗議>

http://rsport.ru/figure_skating/20121228/637515956.html
<メンショフではなくコフトゥンが代表になったことによりロシアのフィギュアスケート界が揺れている、という記事>

http://rsport.ru/interview/20130111/639113406.html
<ユーロ派遣正式決定後のメンショフ選手のインタビュー記事>

http://fskating.com/2013/01/nikolai-morozov-they-just-ruined-menshovs-life.html
<ユーロ派遣決定後の、ニコライ・モロゾフのインタビュー記事>

http://www.championat.com/other/article-149349-aleksandr-gorshkov--o-kovtune-i-menshove.html
<アレクサンドル・ゴルシコフによるワールド派遣の選考基準、及びプルシェンコはワールド欠場の発表>

http://rsport.ru/figure_skating/20130222/646898273.html
<ワールド代表者正式発表の記事>




2013.02.20【クロサキメモ】
『ハイキュー!!』を一気に読んだよ。

兄上「お前『食戟のソーマ』しか読んでないってことは、作画の人のエロ漫画家時代からのファンなの? 」

御免兄上、君に言われるまで元がエロ漫画家だって知らなかった。


あと今日、 『ハイキュー!!』を1〜3巻まで一気に読んだらかなりハマってしまったので、

今後ジャンプを読む時は『食戟のソーマ』だけではなく『ハイキュー!!』も読もうと思います。

だからもう、 『食戟のソーマ』しか読んでない言えなくなってしまいました。



さて、バレーボール漫画と言えば、『MAJOR』の作者の前の作品『健太やります!』や、

お家騒動の渦中にあったガンガンで速攻で打ち切られた『High球!いんぷれっしょん』などがありますが、

『ハイキュー!!』は絵にスピード感と躍動感があって、みていて気持ちいいですね。

主人公が可愛いなぁ。素直でいい子。


この漫画と、『健太やります!』と『High球!いんぷれっしょん』には共通点があって、

それは主人公ポジションが二人いるということ。

ただ、この二人の主人公のバレーボールでの位置は違くて、

特に、『High球!いんぷれっしょん』で主人公コンビがレシーバーとスパイカーだったことに対し、

『ハイキュー!!』ではセッターとブロッカーだということ。

(すみません、『健太やります!』は1話しか見てないので、健太が体格に恵まれないけど頑張って隆彦がスパイカーが得意で…っていうのしか知りません。後で読んどこう)


主人公の翔陽を天性な運動能力を持つド素人にして立ち位置をブロッカーにすることにより、

よりセッターである影山の位置が生きるという構造じゃないかと思います。

それによって絵のダイナミックさまで増している……ような印象を受けましたね。

ジャンプはやっぱりスポーツものが面白くないとね!!


あ、ちなみに現在連載しております『黒子のバスケ』は主人公の黒子の元カレをめぐる話だと認識しておりますし、

ジャンルとしてはテニプリ なので。

なので、クロサキはスポーツものとして 認識しておりませぬ。


今後の『ハイキュー!!』の展開に期待します。




今週のサンデーを読んだら、『おすもじっ!◆司の一貫◆』が 大変なことになってた。

彩香お嬢様は手心というものを……。




2013.02.18【音楽】
CDレビュー

ブログ更新しました。
http://d.hatena.ne.jp/kurosakiion/20130218
<國松竜次「プレイズ・ピアソラ」>

CDレビューはクラシックギタリスト・國松竜次さんの「プレイズ・ピアソラ」

スケートファンにもピアソラはおなじみの作曲家です。誰か一人は1シーズンで滑るので。

ラノベとフィギュアはともかく、酒と宗教というキナ臭い記事も書いていたので、

ハードルの高さを感じながらレビュー書きましたよ。




…………じゃあそのうち「食戟のソーマ」の事でも語ってみますか。




2013.02.17【ラノベハンター】
「六花の勇者 3」山形石雄/集英社スーパーダッシュ文庫

Q.最近のジャンプ読んでますか?

A.読んでますよ。「食戟のソーマ」だけ。クロサキです。






* * *

テグネウの脅威にさらされたまま、魔哭領を奥へと進む六花の勇者たち。
その道中、ゴルドフが突如「姫を助けに行く」とだけ告げ、アドレットの制止を振り切って姿を消す。
不可解なゴルドフの行動に、六花は再び混乱に陥る。
ゴルドフが「七人目」なのか、それとも何かの策略にはめられているのか…!?
さらに、再び現れたテグネウは凶魔たちの内紛について語り、挙句に自分と手を組まないかと提案をしてくる。
果たしてその真意とは?
伝説に挑み、謎と戦う、圧倒的ファンタジー、第3幕!
http://dash.shueisha.co.jp/_rokka/index.html#b03


* * *

「このライトノベルがすごい2013」にて第3位に輝いた人気シリーズの第3作。

いやー、面白いよ―これ! 絶賛! おススメです!! 以上!!!


…………まぁ、それだけじゃなくてもう少しマトモにお話を説明。

世界を脅威にさらす魔神が目覚めるとき、運命の神から魔神に対抗できる6人の”六花の勇者”が選ばれる。

だが、約束の場所で集った勇者は6人ではなく7人だった。

互いが疑心暗鬼に陥る中、主人公のアドレットが真っ先に偽物だと疑われてしまう。

アドレットは身の潔白と7人目を暴くことを成功する(1巻)が、その矢先、新たな7人目が登場してしまう。

はたして7人目は誰か! そしてアドレット達は魔神を倒すことが出来るのか!!

という感じのスケールの大きいファンタジーであり、その中にライトタッチなミステリ要素が入った作品。



姫様再登場。(2巻でも登場しましたが、一応)

開いて一ページ目のカラーがナッシェタニアたんなんですが、純白の衣装が黒くなっているというのは、

堕天使になったフィン・フィッシュを思い出さないこともないです。(懐かしいネタ)

今回はゴルドフメインで、しかもナッシェタニアたんとの過去話に結構量が割かれていたので、

純粋に姫様と騎士物語として読んじゃっていいんじゃないでしょうか。

そのかわり、ミステリ要素は前の2巻と比べて少し薄まってしまった感は否めないと思います。

ミステリが削減された分、面白かったのは凶魔側のドズーとテグネウのやり取りとかですね。

姫様とドズー側の行動も見ていてよかった分です。

個人的には主人公のアドレットが好きなので、アドレットの活躍が少なかったのが残念な所。



ちなみに「このライトノベルがすごい!」の2013年度版の山形石雄先生のインタビューで、もう誰が7人目かは決めてあるそうですが、

ハンスが7人目だったら
私は泣きます。

いや、だって、アドレットとのやり取りが好きなんですよ。

アドレットが「思」だったらハンスは「勘」。

この二人が揃うと絶妙なコンビネーションが発揮されるという、

格好の 腐女子の獲物。

ライトノベルというジャンルがジャンルだから少ないと思うんですが、もしこの話がもっと広まる媒体で作品が展開していたら、

絶対にハンス×アドレットというジャンルで
薄い本が出来上がるんじゃないかなぁと思います。




この話に関してはネタバレすると面白みが激減されてしまうのでこの辺で。

後、いきなり3巻から読むのはお勧めしません。

1巻2巻をしっかり読んでから挑みましょう。

 




2013.02.14【ラノベハンター】
「緋剣のバリアント」小山タケル/富士見ファンタジア文庫

昔のラノベの話ばっかりしてないで 今のラノベの話もしなさいよ。

そんな声が聞こえてきたので、最近のラノベレビュー。




「緋剣のバリアント」小山タケル/富士見ファンタジア文庫


とりあえず出版社の紹介文でも。

* * *

「世界の至宝」と呼ばれる霊樹師の少女ニキは、霊樹“イリューネ”の調査に訪れた地で、奇妙な武器を持つ赤髪の少年、アークに出会う。しかもアークは、世界の頂点、国家の集合体である国家連合からの依頼でイリューネを伐りに来たとニキに言い放ち…?霊樹を守り慈しむ少女と、霊樹の命を絶つ使命を負った一族の少年。二人の出会いによって、世界は大きく動き出す―!第24回前期ファンタジア大賞銀賞受賞作。
http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=201208000364

* * *


第24回前期ファンタジア大賞銀賞受賞でって いきなり新人かよオイ。

まぁ、タクジャがー、ジハードがー、戦う司書がーと言っていたので、まぁデビュー作を読むのも好きなので。

前期受賞作の刊行第1弾だった模様。MF文庫と同時受賞らしいですね。

尚、個人的にファンタジアの受賞作を数年リアルタイムで読むことをしていなかったので、何だか不思議な気持ちで購入。

「紅牙のルビーウルフ」以来かな。



24回前期銀賞受賞作は、霊樹と呼ばれる樹を中心とした自然派ファンタジー。

主人公は霊樹と対話する少女ニキと、霊樹を伐採する青年アーカイルド。

樹自体が神聖視され思想そのものになっていくというのは、浅野りんの「パンゲア・エゼル」(マックガーデン、全12巻)が先行作品でありますが、

それよりも何と言いましょうか。自然派ファンタジーの割には、思っていたよりも、今一つ清涼感には欠けていた感じがします。

ただそれは、<教会>という対立する一つの思想の存在があるから、というのと、

キャラクタが全体的に元気だったからということだと思います。

1巻にて、ヒロインがいきなりひん剝かれるところは最近のラノベだとも思いますが、

一番は「空手小公子小日向海流」(馬場康志/ヤングマガジンKC全50巻)の第1話を真っ先に思い出しました。


で、
戦闘シーンはそれなりに熱い。それは、主人公の一人、アーカイルドのキャラクタにもあるでしょう。

主要キャラは皆立っていてよかったですね。個人的に気に入ったのは、アーカイルドとパン屋の女の子です。

作者が言っていた「主人公が最初飛んでもなくイモ臭かった」のは、ニキではなくて絶対アーカイルドの事だと推測しています。

かっこいいキャラが書くのが難しいっていってたし、ニキはヒロインだけどイモk(以下自粛)

後は……、その、<教会>側の観点かなぁ。

ここの存在をもう少し丁寧に描いて、それで物語の中心である<慈悲深き女神の涙>(ミスティアと読む)の思想との対比をしっかりさせておいたら、

もっと話は盛り上がったような気がします。

そうすればもう少し<慈悲深き女神の涙>が何故神聖なのか、というところを、お話の中で見せられたような気がしています。

ただ、最近のファンタジアの中では珍しい正統派異世界ファンタジーなので、このまま上手く話をつなげていければ、面白いものになっていくとも思ってる。

危惧がないわけではないです。この話は1巻の時点でひとつの思想が非常に大きくなってしまっているので、

話の展開次第では、この思想がほかの思想を露悪的にとらえていきかねもしないので。

それは思想的には非常に危険です。


そんなわけで展開を見守っていくという意味も込めて、2巻も買ってみようかな。繰り返しますが、キャラクターは良かったです。

 

…………所で一番突っ込みたいのは、学校の制服でへそだしっていいの?



<おまけ>



話題に出た「空手小公子小日向海流」と「パンゲア」。





2013.02.13【フィギュア】
四大陸選手権2013女子シングルレビュー

ブログを更新しました。
http://d.hatena.ne.jp/kurosakiion/20130213
<頑張れ、海外新鋭女子>


四大陸選手権2013の、女子シングルのレビューです。

男子の方はレイノルズ選手の優勝が嬉し過ぎてぶっ飛んだレビューになりましたが、

女子は時間が経ったこともあり、比較的落ち着いている筈です。

浅田選手のSPはよかったですね。
最近ツイッターでの浅田選手に対する発言がアグレッシヴ過ぎてアンチ認定されそうだったクロサキですが、

今回の大会での浅田選手は非常に素晴らしかったと素直に思いましたよ!

白鳥の衣装も新しい方がフサフサしていてステキ。

 



 

  




 





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